2010年 06月 23日
さようなら、ベルリン* |
ベルリンの壁。
ベルリンと聞くと、先ず心に浮かび
必ずいつかこの目で見てみたいと、
願っていたところ。
ベルリンを東西に分断し、
西ベルリン全体を東ドイツの中から孤立させた形
で取り囲んでいた、ベルリンの壁。
全長は約155km、高さは最高4,1mだったそうです。
1989年11月9日。
繰り返し放送された、
壁が取り壊され、壁の上に登り
歓喜するベルリンの方々の姿。
あの印象的な映像が浮かんできました。
どうしてなのか、泣いてはいけないような、
そんな気がして、涙をぐっとこらえました。
壁のすぐ前にあるのが、写真パネルでナチス時代
の政治を説明するドキュメントセンター。
戦後65年にあたる今年に開館したそうです。
実はこの地に、ナチスの秘密警察ゲシュタポ、
ナチス親衛隊SS本部があったそうなのです。
館内はとても混んでおり、一枚一枚のパネルと
じっくりと見るというのは難しい状況でした。
やはりショックなパネルもあるため、
どうしても抱えきれずに、悲しくなり
気持ちが重くなってきてしまいました・・
さて、この館内、きっと年齢層が高い方が
多いのだろうと思い中に入ると、驚きました。
若い方が本当に多いのです。
言語から判断すると、ドイツの方だと思うのですが、
小学生くらいの子供さんを連れたご家族も多いように
感じました。
自国の歴史と真剣に向き合っている。
そんな風に、私の目には映りました。
さあ、そろそろベルリンに別れを告げる時間です。
現代的なベルリン中央駅へ。
売店の方の笑顔がとっても素敵で
感激しました。
これはベルリンへ向う列車の中で撮ったのですが、
黄色と緑のコントラストが本当に美しくて、
忘れられない光景になっています。
ベルリンへの旅。
考えさせられること、そして新たなる興味との出会いもあり、
本当に素晴らしい旅となりました。
まだ心の中に心地良い余韻が残っています。
さようなら、ベルリン。
そして、ありがとう、ベルリン。
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by woshicahori
| 2010-06-23 09:26
| *Europe